製造工程
8.仕上げ
(選別)
(手裁ち)
(包装(奉書))
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[選別]
乾燥された紙は1枚1枚裏表を調べ、傷や塵のついた紙を選り分けます。
[ドーサ引き]
にじみ止めの処理をします。ドーサ引きをした紙は1枚ずつピンチなどで挟み、室内に吊るして乾かします。ドーサの程度はその紙によって調整し行います。
[艶出し]
艶出しは、亜鉛版と紙を交互に重ね鉄ロールの間を通すロール掛けを行うことで艶を出し、圧力の調整で艶の強弱を決めます。
[断裁]
断裁は規格寸法などに行います。包丁と切り板と定規のセットで行う「手裁ち」もまた捨てがたいのですが、多くはコンピューター内蔵の断裁機を使って断裁しています。
[包装]
奉書紙・画仙紙・襖紙は伝統的な包装仕立ての形がありますが、それ以外のものにはそれぞれクラフト紙を使った包装になります。以前に比べて包装紙の質は向上してきています。