鳥の子紙(とりのこし)
鳥の子紙は嘉暦年間(1326〜28)文献に初出し、上代の斐紙(ひし)と同様、雁皮を材料とする。紙の色が鶏卵に似ているところから、鳥之子紙、鳥之子色紙と呼ばれ、越前が主産地となっている。和漢三才図会には「肌滑らかにして書き良く、性堅、耐久、紙王と謂うべきものか」と称賛され、虫害にかからぬ特色を買われて、上層階級では永久的な保存の望ましい書冊の作成に愛用された。また、三椏、楮などを2〜3割混入することで雁皮のやや強い光沢に抑え一層気品の高い、持ち味の豊かな鳥之子紙を漉き出す工夫をなされている。

襖(ふすま)
越前和紙の代表でもある襖紙として使用されている。(写真は「卯立の工芸館」の襖 | 使用している和紙:鳥の子2号・鳥の子3号・雲肌鳥の子) ※ 襖紙・壁紙のご要望は、お近くの表具屋又は問屋へお問い合わせください。 » 日本襖振興会ホームページ:「襖内装材取扱店」参照 |
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内装
色・柄など加工を施すことによって、壁紙や天井等に使用されている。※ 襖紙・壁紙のご要望は、お近くの表具屋又は問屋へお問い合わせください。 » 日本襖振興会ホームページ:「襖内装材取扱店」参照 ![]() |
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冊子
越前和紙商品:「和とじ本」
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印刷用紙
越前和紙商品:「ちぎって名刺」![]() |