檀紙(だんし)
昔の檀紙は紙肌が荒々しい凹凸の簀目跡がでた厚手の楮紙である。その雄渾(ゆうこん)な味わいが中世武家社会の気風に合致し武家文書最高の権威のある御判御教書(ごはんみぎょうしょ)の料紙として重用された。近世になって、抄造の際に一種の技工を施して紙面に独特の皺(シボ)を作るようになった。格式高い越前檀紙のシボの模様に、波皺、菱皺、伊達皺、竹縞皺、横縞皺などがあるがそのシボ付けの技法は、極秘技としている。
高級免状用紙
日本古来の伝統的諸芸や武道諸流派の最高級免状用として、また、権威ある賞状や感謝状用として広く使用されている。皇室の儀式にて、2006年、悠仁親王がお生まれになった際の「命名の儀」にも使用された。 (*檀紙情報協力者:山崎吉左衛門紙業) |
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最高級襖紙
格式ある本格和室に相応しい最高級襖紙として使用されています。※ 襖紙・壁紙のご要望は、お近くの表具屋又は問屋へお問い合わせください。 » 日本襖振興会ホームページ:「襖内装材取扱店」参照 |
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御祝儀袋
結納・結婚・入学・出産などで金品の包みとして使用されている。 |
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菓子皿・コースター
シボの表情を活かした淡い色合いでおもてなしをする千菓子(ひがし)盆としても使用されている。
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紙釜敷
茶道で使われる香合(風炉や炉の中で焚く「香」を入れる小さな蓋付の器)を飾るときの敷物として使用されている。
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