製造工程
越前和紙の製造工程は実に多く、基本となる8つの工程、それに和紙の種類・職人の一手間から来る追加工程からなっております。これらの工程は古くから伝わるものであり、越前和紙産地の特色により創意工夫されたものであります。よって、これらの工程を忠実かつ丁寧に行うことで、本来の美しく滑らかな和紙を作ることが可能になります。越前和紙産地職人の高技術により良質な和紙に仕上がることによって数々の偉業が伝えられてゆくのです。
※ 各工程で用いられる様々な用具が、国指定重要有形民俗文化財に指定されました
(2014年3月10日)» 「越前和紙の製作用具および製品 2,523点」
(2014年3月10日)» 「越前和紙の製作用具および製品 2,523点」
基本となる8つの製作工程は、次の3段階に大きく分けられます。
煮熟(しゃじゅく) | 繊維質を抽出しやすくするために原料を加熱処理すること |
叩解(こうかい) | 繊維質をたたいて分解すること |
抄紙(しょうし) | 分解した繊維をもとに紙を漉いていく作業 |
※ 職人技をご覧になりたい方は、和紙の里通り「卯立の工芸館」へ
※ 和紙漉き体験をされたい方は和紙の里通り「パピルス館」へ