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和紙用語集

ここでは和紙に関する用語解説が掲載されています。
灰汁(あく)

『草木を焼いた灰を水に浸してとった上澄みの水で、強いアルカリ溶液。紙原料の不純物(非繊維物質)を水に溶ける物質に変えるため、白皮を煮熟するときに添加して用いる。』

卯立(うだつ)

切り妻屋根(三角屋根)のスパッと切られた面に突き出た小さな屋根のことを指す。また屋根の下の壁や、屋根の棟を支える束(柱のように立ててられた木)を指すこともある。屋根の両横に突き出た小さな屋根が「兔の耳を立てたみたいだ。」ということで「卯立」と名付けられたようだ。

打雲紙(うちぐもがみ)

『内曇、内陰、裏陰などとも書かれたが、鳥の子紙の上下に雲形が横にたなびくように漉きかけてあるので語源的には打雲が正しい。』
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 » 技術:技法「漉き掛け・漉き入れ法」

雲華紙(うんかし)

『色地の紙に、真っ白な木材パルプ原料に明礬(みょうばん)液を少し加えて漉き掛けた紙。福井県越前市(旧今立町)の初代岩野平三郎氏が工夫した漉き模様の一種。紙面の風情が雪すなわち雲の華を思わせるので、雲華紙と名付けられており、別名を雪降紙ともいう。』
 » 技術:技法「漉き掛け・漉き入れ法」
 » 商標登録:「雲華」

雲竜紙(うんりゅうし)

『三椏あるいは楮の地紙に、手ちぎりした楮の長い繊維を散らせて雲形文様をあらわしている紙。大典紙・筋入り紙ともいう。』
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 » 技術:技法「漉き掛け・漉き入れ法」

MO紙(えむおー・し)

昭和10年、福井県越前市(旧今立町)の沖水彩画用紙製造所(初代・沖茂八氏)が開発した水彩画および版画用紙。日本画壇の重鎮である石井柏亭に「MO」という紙名と字型を受けたので、その字型が透かし込みで入っている。原料は、綿・麻ほか。ドーサ引き加工を施してある。

御開帳(おかいちょう)

33年毎に行われる節目の大祭のこと。「御開帳」は神仏習合時代の呼び名で、平常は扉を通してしか拝むことができなかった御神体や御仏像等をこの祭りのときだけ拝むことができたので、この名称で呼ばれてきたが、明治以降は神仏分離により、「大例祭」・「式年大祭」などと呼ぶようになった。
 » 伝統:神と紙のまつり

オボナイ紙(おぼないし)

『楮(こうぞ)繊維をちぎって粘剤(ネリ)と混合し、微量の硫酸バンドを入れて繊維を花弁状に凝固させたもの(花)で上掛け紙を漉き、別に漉いておいた地紙(じがみ)に伏せ重ねて一枚に漉き合わせたもの。大礼紙と同様の技法によってつくられているが、楮(こうぞ)繊維の花弁はより多くなっており、仕上げにロールをかけて光沢をつけている。』
 » 技術:技法「漉き掛け・漉き入れ法」

折本(おりほん)

『書物装幀様式のひとつで、紙を横に長く継いだものを一定の幅に折りたたみ、端に表紙をかけると共に奥にも表紙をかけたもの。』

懐紙(かいし)

『たたんで懐(ふところ)に入れておく紙で、ふところがみ、たとうがみともいう。』

雅邦紙(がほうし)

『大正末期に橋本雅邦画伯好みとして、福井県越前市(旧今立町)の岩野平三郎工房でつくった日本画用紙。のちに雁皮(がんぴ)と楮(こうぞ)の配合紙料で漉いたものに雅邦紙と名付け、岩野平三郎工房の代表的な画用紙のひとつになっている。』

皮剥ぎ(かわはぎ)

『楮(こうぞ)・雁皮(がんぴ)など製紙原料の靭皮(じんぴ)を剥ぎとる作業のこと。』

機械漉き和紙(きかいすきわし)

『手漉きに対応して抄紙機で漉いた和紙。』

生漉紙(きずきがみ)

『紙面を白く滑らかにするための米粉や土粉を紙料(しりょう)に混和しないで、トロロアオイなどの粘剤(ネリ)を加えるだけで漉いた紙。また生紙(きがみ)ともいう。』

絹目紙(きぬめがみ)

『絹の布目をあらわした紙。三椏(みつまた)などの原料で漉いた湿紙(しとがみ)を一枚ごと絹の布でおおい、圧搾機にかけて絹目を湿紙に移している。乾燥するには紙の周囲に糊をつけて干し板に張りつける。襖障子用のほか印刷・装幀・画材などに用いられる。』

経紙(きょうし)

『写経の料紙(りょうし)。』

雲肌麻紙(くもはだまし)

名紙匠・初代岩野平三郎氏が創った麻紙。日本画用として愛用されている。

黒皮削り(くろかわけずり)

『楮(こうぞ)の靭皮(じんぴ)は外から、黒皮・甘皮・白皮の順に三層となっているが、外皮部を削って白皮にする作業。』

黒透き入れ紙(くろすきいれがみ)

『透かしの部分に厚薄があって、立体的な文様を漉き入れてある紙。…日本では、明治初期から紙幣に用いられているが、1887(明治20)年「すき入紙製造取締規則」によって民間での製造を禁止し、1947(昭和22)年「すき入紙製造取締法(法律第149号)」によって、政府または政府の許可を受けたもの以外はこの製造を禁止する、としている。』黒透かし紙ともいう。

(こうぞ)

 » 原料:「楮((こうぞ)」

叩解(こうかい)

 » 技術:製造工程「叩解(こうかい)」

五箇(ごか)

福井県越前市(旧今立郡今立町)岡本地区。大滝(おおたき)町・岩本(いわもと)町・不老(おいず)町・新在家(しんざいけ)町・定友(さだとも)町の五つの集落のこと。
 » 神と紙のまつり:5日「神輿渡りマップ」

小間紙(こまがみ)

美術工芸紙、美術小間紙ともいう。
 » 種類:「美術工芸紙」

サイズ(さいず)

『サイズには寸法の意味があるが、製紙業界ではとくにインクや墨汁のにじみ止めのために用いる薬品のことをいう。』

紙床(しと)

『漉き上げた湿紙(しとがみ)を積み重ねたもの。』

写経紙(しゃきょうし)

『仏教の経典を書写するのに用いた紙。経紙ともいう。』

紗漉き(しゃずき)

『柿渋をひいた絹紗をに張って漉くこと。簀目や編糸の跡が紙面にあらわれないようにして、均一に滑らかな紙をつくるためである。』

煮熟(しゃじゅく)

 » 技術:製造工程「煮る」

趣味の本鳥之子紙(しゅみのほんとりのこし)−[手漉き]

手漉き。鳥之子紙、雲肌鳥之子紙、引っ掛け紙、漉き掛け模様紙、水切り模様紙、漉込み型模様紙などを含んだ一般的総称。
 » 種類:「鳥の子紙」
 » 技術:技法

趣味の鳥の子紙(しゅみのとりのこし)−[機械抄]

越前襖紙を種別したときの名称。鳥の子紙、雲肌鳥の子紙、引っ掛け紙、漉き掛け模様紙、水切り模様紙、漉込み型模様紙などを含んだ一般的総称。
 » 種類:「鳥の子紙」
 » 技術:技法

上新鳥の子紙(じょうしんとりのこし)−[機械抄]

越前襖紙を種別したときの名称。鳥の子模様襖紙の大衆商品として40年代より生まれ、漉模様の柄と無地の上に手加工印刷によって具象的な模様をつけたものと二種類からなっています。
 » 種類:「鳥の子紙」

紙料(しりょう)

紙を漉くために必要な様々な材料を調合したもの。紙を漉く直前の原料。

湿紙(しとがみ)

漉き上げ後から乾燥するまでの水分を含んだ紙。
「しつし」とも呼ぶ。

白皮(しろかわ)

『製紙原料の靭皮繊維(じんぴせんい)は外から、黒皮・甘皮・白皮の順に三層となっているがそのもっとも内部分を白皮という。』

白透き入れ紙(しろすきいれがみ)

『線条で構成された文様の透かしが入っている紙。単純な線の透かしが白く見えるので、白透き入れ紙、白透かし紙という。』

靭皮繊維(じんぴせんい)

『茎の周辺からとれる繊維。』

漉き合わせ(すきあわせ)

二枚の紙をそれぞれの漉槽で漉き上げて、合わせることで1枚の紙にする技法のこと。

漉桁(すきげた)

『漉簀(すきす)を支えて紙を漉き上げる用具。』
漉簀と漉桁を組み合わせて「簀桁(すげた)」という。

漉簀(すきす)

『漉槽(すきふね)の中から紙料液をすくいあげて、その上に紙層を形成する用具。…ほとんどは竹を細く丸く削った籤(ひご)を絹糸または馬の尾毛で編んだ竹簀である。』

漉槽・漉舟(すきふね)

『紙をすくために紙料を溶解しておく槽(おけ)。』

栖鳳紙(せいほうし)

『楮(こうぞ)に木材パルプを配合した紙料で漉いた日本画紙。福井県越前市(旧今立町)の岩野平三郎工房で、竹内栖鳳(せいほう)画伯の求めに応じ、墨付き、絵具ののりなどを考えて漉いたもの。』

大典紙(たいてんし)

『福井県で雲竜紙(うんりゅうし)をつくりはじめたのは大正14年(1925)で、昭和3年(1928)昭和天皇即位の大典があったので、雲竜紙を大典紙と呼称した。…手ちぎりの長い繊維の量が少ないのを大典紙といい、量が多いのを雲竜紙と区別するところもある。』
 » 技術:技法「漉き掛け・漉き入れ法」

大礼紙(たいれいし)

雲竜紙(うんりゅうし)に似ているが、大礼紙は楮(こうぞ)の繊維が固まった形で散らばっているもの。』
 » 技術:技法「漉き掛け・漉き入れ法」
 » 商標登録:「大礼」

溜め漉き(ためずき)

 » 技術:製造工程「抄紙」

塵選り(ちりより)

 » 技術:製造工程「塵選り」

礬水紙(どうさがみ)

『明礬(みょうばん)と膠(にかわ)の溶液をひいた紙。明礬はにじみを止め、膠は平滑にして墨の発色をよくするためで、書画・印刷に用いる。』

飛雲紙(とびくもがみ)

『雁皮(がんぴ)紙にちぎれ雲を思わせる大小の雲形の漉きかけた紙。現代では福井県越前市(旧今立町)の岩野平三郎工房などでわずかに復元されているにすぎない。』
 » 技術:技法「落とし掛け法」

鳥の子紙(とりのこし)−[機械抄]

機械抄きで抄造されたもので、2号・3号・4号がある。
手漉きは、「本鳥之子紙
 » 種類:「鳥の子紙」

鳥の子漉模様(とりのこすきもよう)−[機械抄]

戦後手漉きの代用として、地紙(ベースの紙)が機械抄きで抄造されたもので、鳥の子紙の表面に三椏繊維を流し込み、印刷では得られない独自のふうあいのある絵柄をつけています。
 » 種類:「鳥の子紙」

トロロアオイ(とろろあおい)

 » 原料:「トロロアオイ」

中開帳(なかがいちょう)

「御神忌」というのが本来の呼び名。50年毎に行われる年忌のお祭りで、33年毎の御開帳と次の御開帳との間に行われることが多いため、中開帳と呼ばれるようになったという。
 » 伝統:神と紙のまつり

流し漉き(ながしすき)

 » 技術:製造工程「抄紙」

粘剤(ねり)

『和紙の流し漉き(ながしずき)のために紙料(しりょう)に混ぜる植物粘液。…粘剤は紙料液の繊維を均等に分散させ漂浮させて、漉簀(すきす)からの水漏れをゆるやかにして漉簀の操作にゆとりを与えるほか、紙の腰を強くし、紙床(しと)から剥がれやすくするなど、流し漉きによって良質紙をつくるのに必須のものである。この粘剤を採取する植物として、もっとも多く用いられているのはトロロアオイノリウツギである。』

ノリウツギ(のりうつぎ)

 » 原料:「ノリウツギ」

刷毛(はけ)

『獣毛を束ねて木製の柄に植え、端を切りそろえたもの。糊・漆・染料・顔料・塗料などを塗るのに用い、紙漉きは湿紙(しとがみ)を干し板に張るのに用いる。』

パルプ(ぱるぷ)

『パルプとは粥状物質を意味することばで、普通植物を化学的あるいは機械的な方法で処理(パルプ化)して、繊維を抽出し、製紙などの主材料となる状態にしたもの。』

ビーター(びーたー)

『原料を叩解(こうかい)する機械。』
 » 技術:製造工程「叩解(こうかい)」

奉書紙(ほうしょし)

 » 種類:「奉書紙」

法華八講(ほっけはっこう)

仏教の開祖である釈尊が説かれた諸経の中で、最高の仏法とされる法華経(八巻)を八座に分け、一座ごとに問者、講師間で問答往復(論議)させながら、仏説の真理を明らかにすることを目的とした講讃儀式法要である。
 » 伝統:神と紙のまつり

本鳥之子紙(ほんとりのこし)−[手漉き]

本鳥之子紙は、次の原料を使用し吟味を重ねて一枚一枚丹念に手作りします。
・特号…雁皮を原料とする
・1号…雁皮と三椏を原料とする
・2号…三椏を原料とする
・3号…三椏とパルプを原料とする
・4号…パルプと三椏又はマニラ麻を原料とする
 » 種類:「鳥の子紙」
 » 原料

本鳥之子漉模様(ほんとりのこすきもよう)−[手漉き]

昭和初期頃より、手漉鳥之子襖紙に多様な漉込み模様の技巧が取り入れられ、現在では越前産地の最高級の襖紙です。
 » 種類:「鳥の子紙」
 » 技術:技法

麻紙(まし)

『麻の繊維を原料とした紙。』
 » 原料:「麻」

水玉紙(みずたまがみ)

『小円形を数多く散らした水玉文様のある紙。』
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 » 技術:技法「落水・水切り法」

三椏(みつまた)

 » 原料:「三椏」

耳付紙(みみつきがみ)

『紙の周縁の少し厚くなっているところを「耳」といい、そこを裁ち落とさないでついたままの紙のこと。すなわち、紙の端を切っていない漉いたままの紙。』

落水紙(らくすいし)

 » 技術:技法「落水・水切り法」

料紙(りょうし)

『いろいろな目的の用に供する紙、用紙のこと。一般には平常、文字を書くのに用いる紙のことを指す。』

『』…引用文献:久米康生(1995)「和紙文化辞典」わがみ堂
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